マウスコンピューターは2026年8月24日、クリエイター向けブランド「DAIV」から、ローカルAI用途を想定したコンパクトデスクトップPC「DAIV CX-A9A60(Copilot+ PC)」を発売しました。
AMD Ryzen AI Max+ 395プロセッサとAMD Radeon 8060Sグラフィックスを搭載し、128GBのLPDDR5X-8000ユニファイドメモリを標準搭載していることが大きな特徴です。直販価格は949,800円(税込)からとなっています。
128GBユニファイドメモリで大規模AIモデルに対応
DAIV CX-A9A60は、CPUとGPUがメモリを共有するユニファイドメモリ方式を採用しています。
128GBの大容量メモリを搭載し、Windows 11環境では設定により最大96GBをグラフィックスメモリとして割り当てることが可能。一般的なGPU搭載PCでは専用VRAMの容量が制約になりやすい大規模なAIモデルを、ローカル環境で扱いやすくしています。
マウスコンピューターによると、12B~32Bクラスの実用的なローカルLLMに加え、70Bクラスをはじめとする大規模言語モデルのローカル実行にも対応しやすい環境を提供するとしています。
Ryzen AI Max+ 395を搭載
プロセッサにはAMD Ryzen AI Max+ 395を採用。
Zen 5アーキテクチャのCPUに加え、Radeon 8060Sグラフィックスと最大50TOPSクラスのNPUを1つのプロセッサに統合しています。
NPUを活用するWindowsのAI機能にも対応しており、Copilot+ PCとしてWindows Studio EffectsやLive Captionsなどの機能を利用できます。
ローカルLLMの推論については、使用するアプリケーションや実行方式に応じてCPUやGPUが利用されます。
2TB SSDを標準搭載。最大16TBまで拡張可能
ストレージには、Western Digital製のWD_BLACK SN850Xを採用した2TBのPCIe Gen4 SSDを標準搭載。
BTOではシステム用SSDを最大8TBに変更できるほか、追加SSDも搭載でき、最大16TBのストレージ構成に対応します。
ローカルLLMではAIモデルそのものが大容量になる場合があるほか、RAG用のデータベースや画像・動画素材などを保存するケースもあるため、大容量ストレージに対応している点も特徴です。
USB4やUHS-II対応SDカードリーダーを搭載
コンパクトな筐体ながら、インターフェイスも充実しています。
最大40GbpsのUSB4を前面・背面に1基ずつ搭載するほか、2.5GbE対応の有線LAN、Wi-Fi 7にも対応。
さらに、UHS-II対応のフルサイズSDカードリーダーを備えており、カメラで撮影した写真や動画データを直接取り込めます。
映像出力はDisplayPort、HDMI、USB4を利用でき、最大4画面の同時出力にも対応します。
幅約78.5mmのコンパクトな筐体
本体サイズは、突起物を含めて幅78.5×奥行198×高さ205mm。重量は約1.98kgです。
高性能なプロセッサと128GBのユニファイドメモリを搭載しながら、縦置き時の設置幅を約78.5mmに抑えています。
前面には動作モードを切り替えるボタンを備え、パフォーマンスモードとサイレントモードを用途に応じて切り替え可能。電源ボタンには指紋センサーも内蔵し、Windows Helloによる指紋認証にも対応しています。
詳細デフォルトスペック(参考)
| モデル名 | DAIV CX-A9A60(Copilot+ PC) | |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 Pro 64ビット | |
| CAL | ー | |
| オフィスソフトウェア | ー | |
| CPU | CPU | AMD Ryzen™ AI Max+ 395 プロセッサ |
| コア数 | 16 | |
| スレッド数 | 32 | |
| 標準動作周波数 | 3.00GHz | |
| 最大動作周波数 | 5.10GHz | |
| キャッシュメモリ | 64MB L3キャッシュ | |
| CPUクーラー | ー | |
| NPU | AMD Ryzen™ AI | |
| グラフィックス | グラフィックス | AMD Radeon™ 8060S グラフィックス |
| ビデオメモリ | メインメモリからシェア | |
| メモリ | メモリ標準容量 | 128GB (オンボード128GB) ※ビデオメモリと共有のため、割り当て容量を変更することができます。設定により、システムメモリの容量は増減します。 |
| スロット数/最大容量/メモリ形状 | 0 (空き×0) / 最大128GB(オンボード 128GB) ※オンボードメモリ増設不可 | |
| メモリ動作 | LPDDR5X-8000 | |
| ストレージ | M.2 SSD | 2TB (NVMe Gen4×4 / Western Digital WD_BLACK SN850X) |
| SSD | ー | |
| ハードディスク | ー | |
| 光学ドライブ | ドライブ仕様 | ー |
| 書き込み対応 | ー | |
| チップセット | ー | |
| カードリーダー | 前面:SDメモリーカードリーダー ※UHS-II対応 | |
| サウンド | ハイデフィニション・オーディオ | |
| インターフェース・端子 | 映像出力 | 前面:Type-C×1、背面:DisplayPort×1 / HDMI×1 / Type-C×1 (DisplayPort)最大 3,840×2,160(144Hz) / (HDMI)最大 3,840×2,160(120Hz) / (USB4 Gen 3×2 Type-C)最大 3,840×2,160(120Hz) / 1,677万色 |
| PS/2 | ー | |
| USB Type-C | 前面: USB4 Gen 3×2 (40Gbps)×1 ※画面出力に対応 ※CPU内蔵グラフィックを使用して出力されます 背面: USB4 Gen 3×2 (40Gbps)×1 ※画面出力に対応 ※CPU内蔵グラフィックを使用して出力されます | |
| USB Type-A | 前面: USB 3.2 Gen 2 (10Gbps)×2 背面: USB 3.2 Gen 2 (10Gbps)×1、USB 2.0×2 | |
| ネットワーク(LAN) | 1 (背面 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45)×1 ※WOL対応) | |
| 無線 | Wi-Fi 7 ( 最大2.8Gbps ) 対応 IEEE 802.11 be/ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 | |
| サウンド | 前面:ヘッドホン出力・ヘッドセット/4極(CTIA準拠)×1、背面:ヘッドホン出力・ヘッドセット/4極(CTIA準拠)×1 | |
| 拡張スロット | PCI Express ×16 | ー |
| PCI Express ×8 | ー | |
| PCI Express ×4 | ー | |
| PCI Express ×1 | ー | |
| 拡張ストレージベイ | M.2 | Key M(Type2280)×2 (空き 1) |
| 2.5型 | ー | |
| 3.5型 | ー | |
| 5.25型 | ー | |
| スリム光学ドライブ | ー | |
| マウス | ー | |
| キーボード | ー | |
| スピーカー | ー | |
| 電源 | 250W(20V), AC100V(50/60Hz) | |
| 省エネ法に基づくエネルギー消費効率 (2022年度基準) 区分 / 年間消費電力量(kWh/年) / 省エネ基準達成率 | 計測中 | |
| 盗難防止用ロック | 1 (右側面 セキュリティスロット[3.5mm × 7.5mm]×1) | |
| 本体カラー/仕様 | ブラック | |
| 本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) | [本体]70×198×200 [突起物含む]78.5×198×205 | |
| 梱包寸法 幅×奥行き×高さ(mm) | 約271×355×145 | |
| 本体重量 | 約1.98kg | |
| システム・セキュリティー機能 | Windows Hello | 指紋認証に対応 |
| セキュリティチップ | fTPM (CPUに統合/ TPM2.0準拠) | |
| BIOSパスワード | 非対応 | |
| HDDパスワード | 非対応 | |
| 標準付属ソフトウェア | 光学ドライブ用 | ー |
| セキュリティ | マカフィー リブセーフ 1年版 | |
| その他 | ー | |
| 付属品 | ディスプレイ | ー |
| 拡張ハードウェア | ー | |
| その他 | マニュアル類、保証書、電源コード、ACアダプタ | |
| 使用環境 | 温度 10~35℃、湿度 8~80% | |
| 適合規格 | J-Mossグリーンマーク、PSE | |
| 保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート | |
公式のスペック表には細かい注意書きが存在します。必ず公式販売ページで仕様をご確認ください。
「DAIV CX-A9A60」はどんな人に向いている?
DAIV CX-A9A60は、大容量メモリを必要とするローカルAI環境を構築したいユーザーに向いたミニデスクトップPCです。
クラウドサービスにデータを送信せず手元のPCでAIを活用したい人や、一般的なGPUではメモリ容量が不足しやすい大規模なLLMなどをローカル環境で扱いたい人に適しています。
128GBのユニファイドメモリを搭載し、Windows 11環境では最大96GBをグラフィックスメモリとして割り当てられるため、大容量メモリを活かしたローカルAI環境を構築したいユーザーにとって、独自性の高い選択肢となっています。
94万9,800円からという価格を考えると、ローカルAIを本格的に活用したいユーザー向けの製品といえるでしょう。

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