2026年7月2日、映像編集・VFXツールを開発するBoris FXは、オーディオソフトウェアメーカーのiZotopeを買収したと発表しました。
映像制作向けツールで高い評価を受けるBoris FXと、音声編集・マスタリング分野を代表するiZotopeが同じグループとなることで、映像と音響の両面からクリエイターを支援する体制が構築されます。
iZotopeは、オーディオ修復ソフト「RX」をはじめ、マスタリングツール「Ozone」、ミックス支援の「Neutron」、ボーカル処理の「Nectar」など、音楽制作や映像・放送業界で幅広く利用されている製品を展開しています。
特にRXは、ノイズ除去や音声修復の定番ツールとして、多くの編集者やオーディオエンジニアから高い支持を集めています。
一方のBoris FXは、映像編集やVFX制作向けに「Continuum」「Sapphire」「Mocha Pro」などの製品を提供しており、Adobe Premiere ProやAfter Effects、DaVinci Resolve、Avid Media Composerなど主要な編集ソフトで利用されています。
両社はそれぞれ映像と音響という異なる分野で高い技術力を持っており、今後は両ブランドの強みを生かした製品開発が進められる見込みです。また、両社ともAIを活用したクリエイティブツールの開発に取り組んでおり、今後の技術面での相乗効果にも期待が集まります。
Boris FXによると、今回の買収は既存のVFX・映像編集事業を縮小するものではなく、ポストプロダクションのもう一つの重要な分野である音響制作へ事業領域を拡大する取り組みと位置付けています。
なお、既存ユーザー向けのライセンスやサブスクリプション、製品サポートは継続される予定で、現在利用中の製品やサービスに大きな変更はないと案内されています。
近年、MAGIX製品群の取得に続きiZotopeを迎え入れるなど、Boris FXは積極的な事業拡大を進めています。今回の買収が今後の製品開発やクリエイター向けツールの進化にどのような影響をもたらすのか注目されます。
公式発表:https://borisfx.com/news/welcome-izotope/
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