株式会社ニコンは2026年9月8日、映画制作やハイエンドのプロダクション、クリエイター市場に向けたシネマレンズシリーズ「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」の開発を進めていることを発表しました。
本シリーズは、「NIKKOR Z CINEMA 50mm T1.9 VV」をはじめとする計9本で構成されます。
V-RAPTOR [X] VVセンサーのイメージサークルをカバー
「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」シリーズの大きな特徴は、NIKKORレンズとして初めて、フルサイズセンサーよりも大型のV-RAPTOR [X] VVセンサーのイメージサークルをカバーすることです。
V-RAPTOR [X] VVセンサーは、RED Digital Cinema, Inc.が開発した40.96mm×21.60mmのセンサーです。
一般的なフルサイズセンサーと比較すると横幅が大きく、例えばニコンのフルサイズミラーレス「Z8」のセンサーサイズは35.9mm×23.9mm。一方、V-RAPTOR [X] VVは40.96mm×21.60mmとなっています。
ニコンによると、本シリーズではシネマ業界に求められる描写性能を実現する新たな設計思想を採用するとともに、プロフェッショナルな現場での実用性も重視しています。
また、シリーズには高精度なオートフォーカス機構を搭載。制作者のワークフローをサポートするとしています。
50mm T1.9を含む計9本を展開
今回、具体的な製品名が明らかになったのは「NIKKOR Z CINEMA 50mm T1.9 VV」です。
ニコンはこのレンズを含む計9本のシネマレンズシリーズ「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」を開発。いずれもZマウントを採用し、映画制作やハイエンドのプロダクション、クリエイター市場に向けたシリーズとして展開されます。
今回の開発発表についてニコンは、映像表現の可能性をさらに広げることを目指し、シネマ領域においても映像文化の発展に貢献していく方針を示しています。また、ニコンとREDによって生み出される新たなシナジーにも言及しています。
なお、現時点では発売時期や価格などの詳細は明らかにされていません。
公式プレスリリース:https://www.jp.nikon.com/company/news/2026/0908_02/
一言コメント
ニコンが本格的なシネマレンズを9本も開発しているというのは、なかなか面白い展開ですね。
実はニコンは2024年のNABでシネマ向けNIKKORレンズの検討を明らかにしていて、2025年のIBCでもその方向性を示していたそうです。今回ようやく具体的に「9本」という形が見えてきたので、以前から追っていた人にとっては、待ってましたという感じかもしれません。
今回は50mm T1.9 VVしか明らかになっていませんが、残り8本がどんなレンズになるのかは気になるところです。V-RAPTOR [X] VVのような大型センサーに対応するレンズだけに、実際にどんなラインアップになるのか楽しみですね。
![ニコン、フルサイズ超の「V-RAPTOR [X] VV」対応シネマレンズ「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」計9本を開発発表](https://www.framewld.com/wp-content/uploads/2026/09/Nicon20260908-tn.webp)
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