colormassが公開している「Material Library」では、布や木材、革、タイルなど多数のPBR素材を無料でダウンロードできます。
アカウント登録は不要で、素材タイプや色、パターンなどから目的の素材を探すことも可能です。
Blenderなどの3DCG制作で使える無料PBR素材を探している人は、チェックしておきたいライブラリです。
colormass Material Libraryとは?
colormass Material Libraryは、3D向けのマテリアルやスキャン技術を手掛けるcolormassが公開しているPBR素材ライブラリです。
一般的な画像素材サイトとは異なり、3Dモデルの表面に設定することを前提としたマテリアルを探せるのが特徴です。
また、素材をダウンロードするためにアカウントを作成する必要がないため、気になる素材を見つけたらすぐに確認できます。
執筆時点では、177点の素材が登録されており、さまざまな種類の素材を無料で利用できます。
colormass Material Libraryの特徴
布・木材・革などさまざまな素材を収録
Material Libraryには、3DCG制作で利用する機会の多い素材が幅広く用意されています。
公式サイトでは、以下のような素材タイプから探すことができます。
- Wood:木材
- Metal:金属
- Fabric:布・生地
- Leather:革
- Glass:ガラス
- Ceramic:セラミック・陶磁器
- Plastic:プラスチック
- Paper:紙
- Paint:塗装
- Wall:壁
- Rubber:ゴム
- Floor – Tiles:床材・タイル
- Floor – Wooden:床材・木材
- Floor – Other:床材・その他
- Concrete and Asphalt:コンクリート・アスファルト
- Stone / Marble / Granite:石材・大理石・花崗岩
- Organic and Vegetation:有機物・植物
- Other:その他
布や革、木材といった身近な素材だけでなく、床材や壁、コンクリート、石材、植物系の素材まで揃っているため、用途に応じてさまざまなマテリアルを探せます。
例えば、家具やインテリアのCGなら木材や布、建築ビジュアライゼーションなら床材や壁、プロダクトCGなら金属やプラスチックなど、制作するものに合わせて素材を選べます。
素材タイプだけでなく色やパターンでも探せる
素材の種類が増えると、目的に合ったものを探すのも大変になります。
Material Libraryでは、素材タイプだけでなく、色やパターンなどの条件から素材を絞り込むことができます。
パターンには、以下の項目が用意されています。
- Solid / Uniform:単色・均一
- Tiled / Repetitive:タイル状・反復
- Organic / Random:有機的・ランダム
- Woven:織物・織り地
- Other:その他
大量の素材を一つずつ確認する必要がないので、欲しい質感がある程度決まっている場合には便利な機能です。

素材の詳細ページで質感を確認できる
素材の詳細画面では、Shaderball、Thumbnail、Tileable、PBR Mapsの4項目を確認できます。
- Shaderball:マテリアルを球体に適用したプレビュー
- Thumbnail:素材のサムネイル
- Tileable:テクスチャを繰り返した際の見え方
- PBR Maps:解像度やファイル形式など、PBR素材のデータ情報
それぞれにダウンロードボタンが用意されており、必要なデータを個別にダウンロードできます。

特に布や革、木材などは、単純な色だけでは素材感が分かりにくいので、3Dプレビューで確認してからダウンロードできるのは便利です。
PBR素材では、模様や織り目などの見え方も重要なので、モデルに適用する前に質感を確認できるのは便利です。

実際に素材をダウンロードしてみた
Material Libraryでは、素材の詳細ページから実際のデータをダウンロードできます。
試しに、「Wool – Hounds Tooth – Black」という素材をダウンロードして確認してみました。ダウンロードしたZIPファイルの容量は686MBでした。

ZIPファイルを展開すると、Diffuse、Normal、Roughness、Displacementなどの各種テクスチャマップに加えて、Anisotropy Strength、Anisotropy Rotation、Transmission、Metalness、Specular、Alphaなどのデータが収録されていました。
各ファイルはTIFF形式で、付属の「info.txt」には、素材の解像度や幅・高さ、Normal Mapの向き、Displacementのスケールなどの情報も記載されています。

ライセンスと利用時の注意点
colormass Material Libraryの素材は、個人・商用を問わず、プロジェクトに無料で利用できます。素材を加工して使用することも認められており、クレジット表記も必須ではありません。
一方で、素材そのものの再配布や再販売、素材集などへの組み込みは禁止されています。また、AIモデルの学習やファインチューニングなどへの利用も認められていません。
詳細は「End User License Agreement (EULA)」を参照してください。
商用・非商用のプロジェクトで利用できる
素材は、個人利用だけでなく商用プロジェクトにも利用できます。また、素材を加工してプロジェクトに組み込むことも可能です。
クレジット表記は必須ではないため、利用時にcolormassの表記を入れる必要はありません。
素材そのものの再販売・再配布は禁止
ダウンロードした素材を、そのまま、または加工した状態で素材ファイルとして再販売・再配布することは禁止されています。
オンライン・オフラインのテクスチャデータベースやマテリアルライブラリ、3Dアセットマーケットプレイスなどに、素材を組み込んで公開することも認められていません。
AI学習への利用は禁止
素材をAIモデルの学習やファインチューニング、生成AIシステムなどの開発に利用することは禁止されています。
ゲーム制作で利用する場合の注意点
ゲームやインタラクティブアプリに素材を使用すること自体は可能ですが、ユーザーがゲームやアプリから元のテクスチャファイルを容易に抽出できる形で配布することは禁止されています。
ゲーム制作で利用する場合は、素材そのものをユーザーが取り出せる状態にならないよう注意が必要です。
無料のPBR素材を探しているならチェックしておきたい
colormass Material Libraryは、アカウント登録なしで無料のPBR素材を入手できるのが大きなメリットです。素材の種類も多く、色や素材タイプ、パターンなどから目的のマテリアルを探せるため、必要な素材を手軽に見つけられます。
商用プロジェクトにも利用できるので、3DCG制作で使えるPBR素材を探しているなら、必要な素材がないか一度チェックしてみるとよいでしょう。

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