MotionArrayとは?動画編集者におすすめのテンプレートサイトを徹底解説

Motion Arrayとは?動画編集者におすすめのテンプレートサイトを徹底解説

動画編集をする際に、クオリティの高い映像を作るにはデザインやアニメーションの知識が必要です。しかし、すべてを一から作るのは時間がかかり、スキル習得も大変です。そんなときに便利なのが、プロが作成したテンプレートを活用すること。

そこで今回は、世界中のクリエイターに支持されているテンプレートサイト「MotionArray」を紹介します。

After EffectsやPremiere Proなどで使える豊富なテンプレートが揃っており、動画制作を効率化できる人気サービスです。

本記事では、MotionArrayの特徴や料金プラン、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

目次

MotionArrayとは?

Motion Arrayは、動画編集向けのテンプレートや素材を提供するサブスクリプション型のサービスです。

After Effects、Premiere Pro、DaVinci Resolveなどの編集ソフトに対応しており、ロイヤリティフリーのテンプレートやモーショングラフィックス、BGM、効果音、ストック映像など200万点以上のクリエイティブアセットを無制限にダウンロードできます。

無料アカウントで利用可能なテンプレートもあるので、無料テンプレートを探している方も活用することができます。

主な特徴
  • 豊富なテンプレート:After Effectsテンプレートだけで4万点以上!
  • BGM・効果音も充実:動画に使えるオーディオ素材も提供
  • ストック映像がダウンロード可能:クオリティの高い映像素材を活用できる
  • プラグインなしで簡単に編集:シンプルな操作でプロ並みの動画を作成可能

Motion Arrayの料金プラン

Motion Arrayは、サブスクリプション形式でサービスを提供しており、個人向けやチーム向け、法人向けのプランが用意されています。

料金プラン一覧

プラン料金(月額)利用できるアセット・サービス対象
Video Templatesプラン年間契約:$15.00/月
月間契約:$23.99/月
・ビデオテンプレート
・プリセット
・モーショングラフィックス
1人
AI Voiceoverプラン年間契約:$10.99/月・AI voiceovers1人
Everythingプラン年間契約:$24.99/月
月間契約:$39.99/月
・ビデオテンプレート & プリセット
・モーショングラフィックス
・フッテージ
・音楽 & サウンドエフェクト
・グラフィック & 写真
・ビデオ編集プラグイン
・LUTs

・AI voiceovers
1人
Teamプランメンバー1人当たり
$323.99/年間
・ビデオテンプレート & プリセット
・モーショングラフィックス
・フッテージ
・音楽 & サウンドエフェクト
・グラフィック & 写真
・ビデオ編集プラグイン
・LUTs

・AI voiceovers
従業員50人未満の企業向け
2~7人まで利用可
Business要問合せ・ユーザー数無制限
・世界中で商用利用可能なライセンス
・優先カスタマーケア
・専任のアカウントマネージャー

・ビデオテンプレート
・モーショングラフィックス
・映像
・音楽と効果音
・グラフィック&写真
・ビデオ編集プラグイン
・プリセット
・LUT

・AI voiceovers
従業員50人以上の企業向け
無料プラン無料一部のアセットが利用可能1人

※最新の料金は公式サイトで確認してください。

動画テンプレートだけでいいという方は、Video Templatesプランを選べばOK。でも、あと月間10ドル上乗せするだけでありとあらゆるクリエイティブアセットにアクセスできる「Everythingプラン」が使えるので、こちらもかなり魅力的です。

他に、動画素材や音楽素材にアクセスできるマーケットプレイスを利用していないなら、Motion Arrayだけで済ませるというのもありですね。

MotionArrayの特徴を魅力を徹底解説

ハイクオリティなテンプレートやプリセットがめちゃくちゃ豊富

MotionArrayは、動画テンプレートが非常に充実しており、こんなことがしたいと思った時にぴったりの素材がすぐに見つかります。

Adobe After Effects、Premiere Proのテンプレートだけでなく、Final Cut Pro、DaVinci Resolve、Adobe Premiere Rushといったメジャーどころのテンプレートも提供されているので、数多くの動画編集者が利用できてしまうんです。

なかなかここまでの個別ソフトのテンプレートを集めているサイトはそんなに多くはないですよね。

さらに、Premiere Proで利用できるMOGRT(モーショングラフィックテンプレート)も提供されているので、Premiere Proユーザーはより柔軟にテンプレートを利用する事が可能です。

MOGRTテンプレート一例

さらに、After Effects、Premiere Pro、Davinch Resoleveに対応したトランジション、カラーグレード、背景、オーバーレイ、エフェクトなどプリセットもダウンロードできるようになっていて、様々な映像制作に活用することが出来ます。

After Effects プリセット一例

MotionArrayは、これだけにとどまりません。

MotionArrayはでは、背景画透明のαチャンネル対応したモーショングラフィックス素材もダウンロードできるんです。

つまり、モーショングラフィックス素材はαチャンネルに対応している動画編集ソフトなら何であっても利用する事が出来るという事です。

例えば、私はVEGAS Proをよく利用するのですが、VEGAS Proにモーショングラフィックス素材を取り込んで利用する事が出来ちゃいます。

モーショングラフィックス素材Lower Thirds、トランジション、アニメーション文字、タイポグラフィ&タイトル、フレーム、オーバーレイ、VFX、アイコン&落書き、キャラクター、CapCut Effects、グリーンスクリーン等、多種多様な素材が用意されているので、どのような動画編集ソフトを使用していても動画クオリティをアップすることができます。

モーショングラフィックス素材一例

このように、MotionArrayには、ハイクオリティな動画を制作するために必要なアセットがこれでもかと詰め込まれています。

WEBベースなので簡単にアクセスできるし、様々な条件で素材絞り込めるので素材が見つけやすくめちゃくちゃ便利ですよ。

ストックライブラリとしても優秀

MotionArrayは、動画をハイクオリティに仕上げるテンプレートやプリセット、モーショングラフィックス素材だけではありません。

いわゆるストックビデオ、ストックオーディオ、ストックフォト&イラストとしての側面も持ち合わせており、多種多様な動画素材や音楽素材、効果音、写真素材までダウンロードし放題です。

動画素材は11万件以上も存在し、必要な素材に困りません。背景動画として利用したり、イメージ映像として制作する映像に取り入れたり等様々な用途に活用することが出来ます。

モーショングラフィックス素材一例

動画制作において、非常に重要な音楽にも対応してくれます。MotionArrayには、商用利用可能な音楽が数多く揃っていて、ジャンル、BPM、曲の長さ、ムード、テーマ、楽器等で簡単にフィルタリング検索が可能。

動画の雰囲気に合わせた音源を簡単に見つけ、使用することができます。

モーショングラフィックス素材一例

もちろん、効果音もばっちりですよ。音楽と同じくらい重要な効果音。

MotionArrayには、ゲーム効果音、人の声、街の音、自然の音、未来的な音など、あらゆる効果音が網羅されているので、使いたい効果音が簡単に見つかります。

モーショングラフィックス素材一例

そしてそして、2Dグラフィック素材と写真素材もダウンロードできます。もういたれり尽くせりですね。

2Dグラフィックス素材一例

写真素材一例

最近では、ビデオをすばやくカラーグレーディングするために設計された、専門家が作ったLUTも提供してくれています。

クリエイティブ、シネマティック、レトロでフィルタリング表示が可能で、各LUTは、すべての主要編集ソフトウェアで利用できます。

LUT一例

AIナレーション機能「AI Voice Over」が利用可能

AI Voice Overは、AIを使ってテキストから音声を生成してくれる「AIナレーション」機能です。日本語にも対応しており、日本語を入力して日本語音声を作成する事も出来ます。

無料アカウントだと、400文字分無料でお試し利用する事が出来ます。残念ながら無料アカウントでは生成した音声をダウンロードする事ができず、ここで掲載できないので是非自分で試してみてください。

実際に利用してみた個人的な評価では、正直いまいちなのが正直な感想です。音声品質がクリアではなくあまりよろしくありません。

また、外国人が日本語を話しているような感じになるので、今の所日本人にはこの機能は使い物にならないかなという感じですね。

今後の改善を期待したい所です。

Adobe Extension(プラグイン)が超便利!

MotionArrayでは、MA Adobe Extensionというプラグインが無料で提供されており、無料でインストールして利用することが出来ます。

これをインストールすれば、After EffectsやPremiere Pro上でテンプレートやプリセット、ストック動画等MotionArrayで利用できる各種アセットを検索してプレビューし、気に入ったものをボタン1つでプロジェクトパネルにインポートする事が出来ます。

わざわざWEBからダウンロードして解凍してソフトに取り込んで―というめんどうくさい手間をすっとばせるので超便利です。これを利用しない手はありません。

無料アカウントユーザでも、フリー素材だけをフィルタリング表示できるので問題なく利用する事ができます。

以下の公式プロモーション動画を見れば、どんな感じで使えるのか一発でわかるので興味がある方は視聴してみてください。

プレビューで使用されている音楽素材に簡単アクセス

MotionArrayでは、テンプレートを音楽付きでプレビュー再生して確認するこことができますが、テンプレートファイルをダウンロードしてもその音楽は含まれていません。

でも、テンプレート詳細画面上からプレビュー再生で使用されている音楽に簡単にアクセスすることが出来ます。

プレビュー再生で利用されている音楽には、「Download the song featured in this asset」のDownloadの所をクリックすれば、音楽ファイルの詳細画面にアクセスできます。

プレビューで使用されている音楽は、MotionArrayで提供されている物なので、そのままダウンロードして同じように活用することが出来ます。

わざわざテンプレートに合う音楽を探し回る必要がないので、超便利です。

継続的な更新と新しい素材の追加

MotionArrayは、定期的に新しい素材を追加しています。

これにより、常に最新のトレンドを反映したコンテンツが手に入ります。

特に動画制作やモーショングラフィックスの分野では、トレンドが早く変わるため、常に新しい素材があることは大きな魅力ですね。

MotionArrayを使うメリット

1. 時間を大幅に短縮できる

テンプレートを使えば、ゼロからアニメーションを作る必要がなく、編集時間を大幅に削減できます。

特に締め切りがある案件では、効率的にクオリティの高い動画を作れるのが魅力です。

2. プロ品質のデザインを簡単に実装できる

MotionArrayのテンプレートはプロのデザイナーが作成しているため、視覚的に洗練されたデザインをそのまま活用できます。初心者でも見栄えの良い動画を作れるのがメリットです。

3. 幅広いジャンルに対応

企業向けのプロモーション動画、YouTube用のオープニング、SNS広告向けのアニメーションなど、さまざまな用途のテンプレートが揃っています。

MotionArrayのデメリット

1. 英語ベースのサイトである

MotionArrayは海外のサービスのため、基本的にサイトやテンプレートの説明は英語です。

ただし、操作自体は直感的にできるため、英語が苦手でも問題なく利用できます。

2. 無料プランでは制限が多い

無料プランではダウンロードできる素材が限られています。

本格的に活用するなら有料プランの方が使いやすいでしょう。

MotionArrayを使ってみよう!

MotionArrayは、ユーザーネーム、メールアドレス、パスワードだけの情報で簡単に無料アカウントを作成できます。クレジットカードの登録などもありませんので気軽にアカウント登録してみましょう。

1. 無料アカウントを作成

まずは無料アカウントを作成して、MotionArrayの使い勝手を試してみましょう。

MotionArrayのHPにアクセスし、右上の「Start Free Now」ボタンをクリックします。

登録フォームが表示されるので、Googleアカウントを選択するか、好みの名前、メールアドレスとパスワードを使ってアカウント登録します。

ここでは、名前、メールアドレス、パスワードを使って登録する流れを紹介します。

名前、メールアドレス、パスワードを入力し、「Sign Up Free」ボタンをクリックします。

メールアドレス宛に「Confirm your email address」というメールが届きますので、メール内のリンクにアクセスして、メールアドレスを認証しておきましょう。

2. テンプレートを検索

MotionArrayのHPの上部メニューにある「Video Templates」をクリックすると、対応しているソフトウェア名が表示されます。

Adobe After Effectsのテンプレートを使いたい場合は、Adobe After Effectsを選択します。

After Effects用テンプレートを検索できる画面が表示されます。ただし今のままだと有料テンプレートも含まれて表示されています。

少し下にスクロールして、左メニューの「Free assets」にチェックを入れます。

これで、無料テンプレートのみにアクセスできるようになります。2025年2月8日現在、129個のテンプレートにアクセスする事ができます。

3. ダウンロード&編集

好みのテンプレートをクリックします。

テンプレートの詳細ページが表示され、テンプレートについての詳細な情報がわかります。ダウンロードしたい場合は、「Download」ボタンをクリックしてテンプレートファイルをPCにダウンロードします。

ダウンロードしたファイルは、zipファイルになっているので、解凍して展開し、中にあるAfter Effectsプロジェクトを開きます。

展開したフォルダ内には大抵使い方の解説があるので、それをみて編集します。

テンプレートを使うだけでお以下のような動画が簡単に作成できます。

FAQ

商用プロジェクトにMotionArrayのアセットを使用できますか?

ほぼすべてのクリエイティブアセットは、商用利用が可能です。

ソーシャルメディアビデオから広告、長編映画まで、さまざまなプロジェクトでMotionArrayのアセットをダウンロードして使用することができます。

ただし、アセットを再配布する事は出来ないので注意してください。

ごく一部の画像やビデオアセットには「Editorial use only(編集使用のみ)」というラベルが貼られており、これらは広告、映画、有料メディアなどの商用利用はできません。

無料のアセットも商用利用できますか?

問題なく商用利用できます。クレジットの表記なども必要ありません。ただし再配布は出来ない点には注意してください。

本当に無制限でダウンロードできるの?

はい。プランの範囲内で、好きなだけクリエイティブアセットをダウンロードして、好きなだけプロジェクトで使用することができます。

※自動ダウンロードツールの使用は許可されていません。

サブスクリプションを解約した場合、ライセンスはどうなりますか?

有料サブスクリプション期間中に作成されたプロジェクトは、生涯にわたってカバーされます。ただし、有料購読をキャンセルした場合、ダウンロードしたアセットを新しいプロジェクトで使用することはできません。

詳しくは、利用規約を参照してください。

まとめ

MotionArrayは、動画編集のクオリティを向上させ、作業時間を短縮できる便利なサービスです。

特に、プロ並みの映像を作りたい方や、効率的に動画制作を進めたい方におすすめです。

現在、無料プランも用意されているので、まずは試してみるのも良いでしょう。MotionArrayを活用して、より魅力的な動画制作を目指してみてください。

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この記事を書いた人

Youtubeで動画編集のやり方を教えている「あつし」です。
当サイトでは、動画編集ソフトの使い方や、お役立ち情報、3DCG、VFX等動画編集や映像制作全般についての情報を発信していきます。
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