XP-Penが、2026年5月18日に動画編集や写真編集向けの新型左手デバイス「Pilot Pro 編集コンソール」を発売しました。
同社はこれまで液晶ペンタブレットやペンタブレットで知られていましたが、Pilot Proは編集作業に特化した初の専用コントローラーとなります。
Premiere ProやDaVinci Resolve、Final Cut Proなどに対応し、ジョイスティックやダイヤルを活用した片手操作を特徴としています。
動画編集向けに設計された片手操作デバイス
Pilot Proは、動画編集や写真編集向けに設計された片手操作対応の左手デバイス(編集コンソール)です。
本体には全方向ジョイスティック、3つのダイヤル、19個のカスタマイズ可能なボタンを搭載しており、左手デバイスとしてマウスと組み合わせて使用することを前提としています。

出典:XPPen 公式プレスリリース
一般的なショートカットキーボードとは異なり、タイムライン移動やクリップ操作、ズーム操作などを専用の物理コントローラーで行える点が特徴です。
また、本体は手のひらと手首を支える立体形状を採用しており、長時間の編集作業でも疲れにくい設計とされています。
ボタン類も自然に指が届く位置に配置されており、XP-Penによると快適な操作性と指への負担軽減を目指して設計されているとのことです。
対応OSは、Windows 10以降、mac OS 11.0以降。
Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve、Final Cut Pro、Adobe Photoshop、Adobe Lightroom Classic、CapCut向けのプリセットが用意されています。
カラーグレーディングやタイムライン操作に対応
Pilot Proの大きな特徴のひとつが、本体中央に配置された全方向ジョイスティックです。
XP-Penによると、このジョイスティックはタイムラインのスクラブやクリップ選択、カット操作に加え、カラーグレーディングにも活用できるようです。カラーホイールを操作する感覚で色補正も行えるとされています。
本体には3つのダイヤルを搭載していて、高速スクロール用のダイヤルはタイムラインを素早く移動できるほか、精密調整用のダイヤルではフレーム単位での再生ヘッド移動や画像の回転操作に対応します。さらに、ズーム用ダイヤルによりタイムラインの拡大・縮小も行えます。

出典:XPPen 公式プレスリリース
各ダイヤルには触覚フィードバック機能を搭載しており、ダイヤル錠やラチェットを回しているような感触を再現し、操作の節目を指先で感じながらコントロールできるとのことです。好みに合わせて強、弱、オフを切り替えることも可能です。
ジョイスティックと複数のダイヤルを組み合わせることで、さまざまな編集操作をより直感的かつ効率的に行えるよう設計されています。
ソフトごとに設定を自動切り替え
Pilot Proは、ボタンやジョイスティック、ダイヤルの機能を自由にカスタマイズできるのも特徴です。
用途に応じて独自のショートカットや操作を割り当てられるほか、アプリケーションを切り替えると対応するプリセットへ自動的に切り替わります。
動画編集ソフトと写真編集ソフトを併用する場合でも、その都度プロファイルを読み込む必要がなく、ソフトに応じた設定へ自動で切り替わる仕組みです。
XP-Pen初の編集コンソールという点にも注目

XP-Penといえば、ペンタブレットを中心に展開するメーカーとして知られています。
一方、今回のPilot Proは、同社初となる動画編集・写真編集向けの専用コントローラーです。イラスト制作やデザイン用途ではなく、編集作業そのものをサポートする製品として投入されました。
動画編集向けの入力デバイス市場では、TourBoxシリーズやDaVinci Resolve Speed Editorなどが知られていますが、選択肢はそれほど多くありません。
Pilot Proがどのような評価を受けるかは今後のレビューや実機検証を待つ必要がありますが、XP-Penが新たに編集向けデバイス市場へ参入したことは注目すべき動きと言えそうです。
まとめ
動画編集者にとっては、なかなか面白そうな左手デバイスが登場しました。
個人的に気になったのは、ジョイスティックを中心とした独特な操作体系です。普段の動画編集ではマウスやショートカットキーを使うのが一般的ですが、Pilot Proはジョイスティックやダイヤルを活用した新しい操作スタイルを提案しています。
実際にどの程度使いやすいのかは触ってみないと分かりませんが、動画編集向けコントローラー市場に新たな選択肢が加わったことは歓迎したいところです。
興味のある方は手に入れて試してみてください。

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