最近、AIの進化は目覚ましいですよね。自動運転やスマート家電など、私たちの生活のあらゆる場面でAIが活躍しています。では、モーショングラフィックス制作に強い映像制作ソフト、Adobe After Effectsで利用できるAI機能には何があるのでしょうか?
実は、After Effectsにはクリエイターの想像力を加速させる強力なAI機能が搭載されています。これらの機能を活用すれば、今までにない映像表現が可能になり、従来よりも効率的に動画制作を進めることができます。
After Effectsに搭載されているAI技術に興味のあるはぜひ参考にしてみてください。
本記事では、2025年2月7日現在のAfter Effectsで利用できる最新のAI機能をまとめています。

After EffectsのAI機能を紹介!
単なる動画編集だけでなく、モーショングラフィックス制作も可能なAfter Effectsでは、アドビの人工知能(AI)と機械学習(ML)技術「Adobe Sensei(アドビ センセイ)」が活用されており、次に紹介する各機能でその力を実感できます。
ロトブラシ3による高速マスキング
被写体の輪郭を自動で検出する強力なツール「ロトブラシ機能」が最新AIの力を得てさらに進化しました。
ロトブラシ3では、複雑なオブジェクトのマスキングが驚くほど簡単になり、以前のものと比べてはるかに高速で正確になっています。

1回で完璧にオブジェクトを識別することはまだ難しかったりします。

ただ、うまくいかなかったところをロトブラシをつかってなぞり直したり、不要な所を除外指定すれば簡単にマスキングを作成する事ができます。

精度が向上したことで、手動での細かい調整が大幅に減少します。
複雑な背景や動きのある被写体でも、驚くほど正確に切り抜きが可能になり、VFXやモーショングラフィックスの制作時間を大幅に短縮できます。
コンテンツに応じた塗りつぶしで不要物を自動除去
映像内の不要な要素を簡単に削除できる「コンテンツに応じた塗りつぶし」は、背景を自動で解析し、違和感のない映像を生成します。
これにより、撮影ミスや不要なオブジェクトを後処理でカバーできます。
以下の柱の落書きを「コンテンツに応じた塗りつぶし」で削除してみます。

結果は以下の通り。
シーン編集の検出で効率的な編集作業
シーン編集の検出機能は、AIが映像を解析し、シーンの切り替わりを自動で検出してくれます。長時間の映像もワンクリックでシーンごとにレイヤー分割できるため、編集作業がスムーズに進みます。レイヤーを分割せずにレイヤーマーカーを作成することも出来ます。

AI機能がもたらすメリット
最新のAI機能を活用することで、以下のようなメリットがあります。
- 作業時間の短縮:手動では時間のかかるタスクを自動化。
- 精度の向上:人間では難しい微細な調整もAIが正確に処理。
- 創造性の拡大:技術的な制約から解放され、アイデア実現に集中できる。
Adobe Fireflyとの連携で広がる動画制作の可能性
Adobe Fireflyは、テキストから画像やデザイン、動画、音声を生成できるAdobeの生成AIです。
現時点ではAfter Effectsから直接これらの機能を利用することはできませんが、生成した生成した画像や動画ファイルをを読み込むことで連携することが可能です。
Fireflyで生成した画像やデザイン素材をAfter Effectsに取り込み、アニメーションやエフェクトを加えることで、アニメーションの作り方の幅も大きく広がります。従来よりもスピーディーに動画制作を進めることができる点も大きなメリットです。
特に、SNSで多く見られるリール動画やショート動画のような短尺コンテンツでは、短時間で視聴者の興味を引く演出が求められますが、こうしたAIを活用したワークフローにより、制作のハードルも大きく下がっています。
今後の展望
AI技術は日々進化しており、After Effectsもそれに伴い新機能が追加されることが予想されます。
最近はプロンプトを入力で動画を作成してくれるAIも出てきているので、いずれそういった機能も搭載される日もくるかもしれませんね。
今後のさらなる発展に期待したい所です。
After Effectsでの映像制作とあわせて、動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」のAI機能を活用すると、編集作業の幅がさらに広がります。詳細は以下を参照してください。

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