After Effects 26.5では、ガイド機能が刷新されたほか、AIを活用したオブジェクトマットのディスクキャッシュ、エフェクトのカラーラベル、エフェクトコントロールパネルの刷新などが行われています。
本記事では、After Effects 26.5で追加・強化された新機能をまとめて紹介します。
After Effects 26.5の新機能一覧
まずは今回追加・改善された内容を一覧で確認しましょう。
新しいガイド機能
After Effects 26.5では、ガイド機能が大きく強化されました。
ガイドの位置をピクセルだけでなくパーセンテージで指定できるようになり、コンポジションの解像度やサイズが変わっても、基準となる位置に合わせてガイドを配置できます。また、ガイドを上下左右のいずれかのエッジに固定できるようになったほか、ガイドごとにカラーを設定して識別することも可能です。
さらに、ガイドの編集操作も改善され、位置や単位、ピン留め、カラーなどを右クリックから変更できるようになりました。ガイドの読み込み・書き出しではパーセンテージによる配置情報も維持されるため、異なるコンポジションやPremiereとの間でガイドを共有する際にも、レスポンシブなレイアウトを扱いやすくなっています。
特に、解像度やアスペクト比の異なる素材・コンポジションで同じレイアウトを使い回したい場合に便利なアップデートです。

オブジェクトマットのディスクキャッシュ
After Effects 26.5では、オブジェクトマットの伝播結果をディスクにキャッシュできるようになりました。
これまでは、伝播したフレームの結果がメモリ上にのみ保持されていたため、マットを凍結せずにプロジェクトを閉じたり、RAMが不足したりすると、伝播結果が失われることがありました。 その場合、プロジェクトを再度開いたときに、オブジェクトマットをもう一度伝播させる必要がありました。
今回のアップデートでは、伝播済みのフレームをディスクにも保存できるため、プロジェクトを閉じて再度開いてもキャッシュされた結果を引き継げます。 また、すべての伝播結果をRAMに保持する必要がなくなるため、オブジェクトマットの調整中にメモリを圧迫しにくくなります。
さらに、すでに計算済みのフレームはディスク上のキャッシュから復元できるため、長いクリップでは2回目以降の伝播にかかる時間も短縮できます。
長いクリップでオブジェクトマットを使う場合や、作業を中断して後から再開する場合にメリットの大きいアップデートです。
エフェクトにカラーラベルを設定可能に
After Effects 26.5では、レイヤーに適用した個々のエフェクトにカラーラベルを設定できるようになりました。
設定したカラーラベルはエフェクトコントロールパネルに表示され、エフェクト名の横に色付きのスウォッチが表示されます。さらに、エフェクトの行全体をラベルの色で色付けすることも可能です。
これにより、複数のエフェクトを重ねた長いエフェクトスタックでも、色を目印にして特定のエフェクトを見つけたり、種類ごとに区別したりしやすくなります。
また、スウォッチや背景色の表示は個別にオン・オフできるため、カラーラベルを使わない場合の表示にも切り替えられます。

エフェクトコントロールパネルを刷新
After Effects 26.5では、エフェクトコントロールパネルのUIが刷新されました。 既存の操作や機能はそのままに、各種アイコンのデザインや配置が見直されています。
エフェクトの可視性を切り替えるアイコンは、タイムラインなどでも使われている目玉アイコンに変更。また、これまで「リセット」と表示されていたコマンドはアイコン化されました。
さらに、パネル内の情報アイコンを右側に集約し、各アイコンにマウスを合わせると、その内容を確認できるツールチップが表示されます。
そして、先程紹介した、エフェクトにカラーラベルの設定が可能になった点も変更点として加わります。
機能そのものが大きく変わったわけではありませんが、エフェクトコントロールパネルの見た目と情報の整理方法がアップデートされた形です。
After Effects 26.3の
エフェクトコントロール画面

After Effects 26.5の
エフェクトコントロール画面

その他
その他の細かな機能や、バグ修正内容などはAfter Effects リリースノートを参照してください。
その他関連情報
After Effectsについての基本知識を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
