ニコンイメージングジャパンは2026年9月28日、フルサイズ(FXフォーマット)ミラーレスカメラ「Z5IIC」を発表しました。
2025年4月に発売された「Z5II」と同等の性能をベースにしながら、初めてカメラを使うユーザーでも直感的に撮影を楽しめる操作性を重視したモデルです。
ファインダーを省略したフラットなボディ
Z5IICの大きな特徴が、電子ビューファインダー(EVF)を搭載していない点です。
Z5IIからEVFを省略したことで、ボディ上面の凹凸を抑えたフラットなデザインを採用。3.2型のバリアングル式タッチモニターを使って構図を確認しながら撮影するスタイルとなっています。
ボディサイズは約134.0×80.5×72.0mm、質量は本体のみで約538g。フルサイズ機ながら比較的コンパクトにまとめられており、持ち運びやすさも考慮された設計です。防塵・防滴に配慮した構造や、ボディの一部にマグネシウム合金を採用しています。
フルサイズ機では初めて「シーンモード」を搭載
Z5IICでは、ニコンのフルサイズミラーレスとして初めて「シーンモード」をモードダイヤルに搭載しました。

ポートレート、ペット、料理、夜景、夕焼けなど15種類のシーンから撮影する場面に合わせて選択すると、カメラが色や明るさなどを自動で最適化します。
ポートレート、風景、こどもスナップ、スポーツ、クローズアップ、夜景、パーティー、海・雪、夕焼け、トワイライト、ペット、キャンドルライト、桜、紅葉、料理
さらに、本体には「イメージングレシピ」専用ボタンを搭載。ニコンやクリエイターが作成したレシピを最大9個までカメラにダウンロードして、簡単に印象的なスタイルを適用することができます。
また、2023年10月発売の「ニコン Zf」で採用された「フィルムグレイン」機能も搭載。写真にフィルムの粒子感を加えることで、アナログフィルムのような質感を表現できます。
撮影モード「AUTO」を使用した撮影では、ニコン独自のディープラーニングを活用したAI技術による被写体検出にも対応。被写体や撮影シーンをカメラが判断し、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、AFなどを自動で調整します。
2450万画素のフルサイズセンサーとEXPEED 7を搭載
撮像素子には、有効画素数2450万画素の35.9×23.9mmサイズCMOSセンサーを採用。フルサイズ/FXフォーマットに対応し、画像処理エンジンには「EXPEED 7」を搭載しています。
Z5IIと同じく、ボディ内手ブレ補正(VR)にも対応し、中央部で最大7.5段、周辺部で最大6.0段の補正効果を実現しています。
連写性能は、約14コマ/秒の高速連続撮影に対応。さらに「ハイスピードフレームキャプチャー+」では最大30コマ/秒での撮影が可能で、撮影前最大1秒間の画像を記録できるプリキャプチャーにも対応しています。
4K 60pやN-RAWなど動画撮影にも対応
動画撮影では、4K 60pに対応しています。ただし、4K 60p/50p撮影時はDXクロップとなります。
フルHDでは120p撮影に対応し、4倍・5倍のスローモーション動画も撮影できます。
また、クリエイター向けの機能として、また、動画撮影では12bitのN-RAW(NEV)や10bitのH.265(MOV)に対応するほか、N-Logでの撮影も可能です。
このほか、見せたいものをカメラの前に近づけるとスムーズにピントが切り替わる「商品レビューモード」、撮影中であることを知らせるRECランプと画面の赤枠表示、PCと接続してWebカメラとして利用できるUVC/UACにも対応しています。
ニコン初、魚の被写体検出に対応
被写体検出では、ニコンで初めて「魚」を追加。従来の被写体検出に加えて、水族館や水槽などで魚を撮影する際にも利用できます。
また、スマートフォンへの自動転送が可能な「SnapBridge」には、カメラの操作を疑似体験できるシミュレーション機能や学習コンテンツを用意。
クラウド経由で画像の転送やバックアップなどができる「Nikon Imaging Cloud」にも対応しています。
発売日と価格
「Z5IIC」は2026年10月23日に発売予定です。予約受付は10月2日10時から開始されます。
価格はオープンプライスですが、ニコンダイレクトでは238,700円(税込)~と表示されています。
公式発表:https://www.jp.nikon.com/company/news/2026/0928_01/
一言コメント
Z5IICは、Z5IIと同等の性能をベースにしながら、シーンモードやタッチ操作で初心者にも扱いやすくしたモデルといった感じです。
動画撮影ではN-RAWやN-Logにも対応しているので、初心者向けの操作性だけでなく、しっかり映像を撮りたいユーザーにも応えられる仕様になっています。
ただ、ファインダーを省略しているので、**ファインダー撮影を重視する人にはネックになりそうです。**屋外で撮影する機会が多い人は、この点を考慮して選びたいところですね。

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