ニコンは2026年11月4日、フルサイズセンサー搭載シネマカメラ「ニコン ZR」向けのファームウェアVer.2.00を近日公開すると発表しました。2025年10月の発売以来、初の大型アップデートとなり、H.265収録でのREDカラーサイエンス対応や操作性の向上など、さまざまな機能が追加されます。
今回のアップデートでは、軽量な動画記録形式であるH.265収録の階調モードにLog3G10が追加され、REDWideGamutRGBの色域で撮影できるようになります。これにより、データ容量を抑えたH.265形式でも、REDのカラーサイエンスによるなめらかな階調表現と広い色域を活かした柔軟なカラーグレーディングが可能になります。
また、R3D NEとH.265の両方でLog3G10を利用できるようになるため、RAW収録とH.265収録を使い分ける制作でも、共通のLog3G10を基準としたカラーグレーディングのワークフローを構築しやすくなります。
さらに、H.265収録でのLog3G10およびN-Log撮影時には、「高感度ノイズ低減」の度合いを4段階から選択できるようになります。映像本来の質感を重視した撮影から、ノイズを抑えた滑らかな描写まで、撮影意図に合わせた画作りが可能です。
操作性についても改善が図られ、コマンドダイヤルにISO感度、露出設定、ホワイトバランス、ホワイトバランスのケルビン値を割り当てられるようになります。さらに、Fnボタンに「3D LUT/ビューアシスト」を割り当てることで、それぞれの設定をワンアクションで切り替えられるようになり、撮影中の設定変更がスムーズになります。
このほか、R3D NE形式での撮影時には、3D LUTを適用した状態でもフォーカスピーキングを表示できるようになります。また、HDMI映像出力への3D LUT適用にも対応し、外部モニター側にLUTを読み込ませることなく、完成イメージに近い映像を確認できるようになります。
さらに、フレームごとの黒レベルの変動を抑える処理が追加され、低照度環境や暗部で発生しやすいちらつきの低減も図られています。
ファームウェアVer.2.00の具体的な公開日は、現時点では発表されていません。
公式プレスリリース:https://nij.nikon.com/news/products/2026/1104.html

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