Adobeは2026年4月15日に、動画編集ソフトAdobe Premiere(旧名称:Premiere Pro)のベータ版において、新機能「カラーモード」を公開しました。
この機能は従来のカラーグレーディング機能(Lumetri)を拡張するものではなく、編集者向けにゼロから設計された新しいカラー編集ワークスペースとして提供されます。
■カラー編集の「前提」を変える新システム
カラーモードは、これまでのようにスライダーや細かいパラメータを調整する方式ではなく、編集作業の流れの中で直感的にカラーを扱える設計に刷新されています。
特徴としては以下のような点が挙げられます。
- 映像を最優先に表示する新UI設計
- 直感的な双方向コントロール(上下・左右操作)
- クリップ単位に加え、グループやシーケンス全体のカラーを操作単位で一括管理できる構造
- 「スタイル」によるワンクリックルック適用
これにより、「Lumetriをコピーして各クリップに適用する」といった作業フローが大幅に簡略化されます。

■Lumetriとは別物の「新ワークスペース」
重要なのは、カラーモードが単なる機能追加ではない点です。
新カラーモードはLumetriのアップデートではなく、完全に独立した新しいカラー編集環境として設計されています。
既存のLumetriワークフローは引き続き利用可能ですが、ベータ版からはLumetriパネルが削除されており、今後はエフェクトパネル経由での運用に移行していく可能性が高いと考えられます。
■編集者向けに最適化された設計思想
今回のカラーモードは、プロ向けというよりも「編集者がそのままカラーまで完結できる」ことを重視している点が特徴。
Adobeは公式に以下のような方向性を示しています。
- 編集とカラーの分断をなくす
- 専門知識がなくても扱える設計
- 試行錯誤しやすいインタラクティブUI
- 直感的な色調整とリアルタイムフィードバック
これにより、カラーグレーディングは「専門工程」から「編集の延長」へと位置づけが変わりつつあります。
■何が変わったのか一言でいうと?
■注意点
本機能は現在ベータ版で提供されており、正式版での仕様やUIは今後変更される可能性があります。
■まとめ
新カラーモードは単なる新機能ではなく、Premiereにおけるカラー編集の「設計思想そのもの」を変更する革命的アップデートと言えます。
この新カラーモードを使えば、カラーリストではない一般的なエディターでもプロが行うような高度な色調整を直感的な操作でより簡単に行えるようになります。
なお、新カラーモードは2026年後半に一般公開される予定です。
編集作業とカラー作業の境界をなくすこの新しいワークフローをいち早く体験してみたい方は、ベータ版を利用してみてください。
■ベータ版の利用方法
すでに、Adobe Premiereを利用できるユーザーであれば、Creative Cloudアプリから、Premiere(Beta)アプリをインストールすることで利用できます。
また、サブスクの7日間無料体験期間中でも、Premiere(Beta)アプリは試すことができます。



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