AEJuice Shifterの使い方徹底解説!レイヤーの再配置が簡単に!

AEJuice Shifterの使い方徹底解説!レイヤーの再配置が簡単に!

映像制作やモーションデザインの効率を劇的に向上させるツールを探していませんか?

「AEJuice Shifter」を使うと、レイヤーの表示タイミングを簡単に調節できるようになるので、作業の効率化を図ることができます。

本記事では、AEJuice Shifterの基本的な使い方と具体的な活用例をわかりやすく解説します。

目次

AEJuice Shifterとは?

AEJuice Shifterは、After Effectsのレイヤーの配置を効率よく行うことが出来るスクリプトツールです。

例えば、複数のレイヤー配置を階段状にずらしたり、ランダムに配置したり、特定のタイミングで均等に配置するのに最適です。

通常の手作業では時間がかかる作業も、数クリックで完了します。

AEJuice Shifterの主な機能
Shift(平行移動)

選択したレイヤーの開始や終了タイミングを指定した時間均等に移動します。

Align(整列)

時間インジゲーターに合わせて選択したレイヤーの開始や終了タイミングを揃えます。

Stagger(ずらし)

レイヤーの配置を指定の形で指定のフレーム数ずらします。

Shifterのインストール方法

AEJuice Shifterを利用するには、AEJuice公式サイトからPack ManagerというツールをAEJuiceからダウンロードしてインストールする必要があります。

Shifterは、AEJuice Pack Managerと一緒にインストールされます。

Pack Managerのインストール方法は以下の記事で詳しく解説しているのでそちらを参照してください。

Shifterの使い方

起動方法

AEJuice Shifterを起動するには、Adobe After Effectsメニューの「ウィンドウ」から「AEJuice Tools – Shifter」をクリックします。

すると、以下のパネルウィンドウが起動します。AEJuice ShifterのパネルはAfter Effectsユーザーインターフェースにドッキングする事が可能です。

Shift(平行移動)

Shift機能は、選択したレイヤーの開始点や終了点を指定した時間分均等に移動することができます。

最初に操作したいレイヤーを選択状態にし、AEJuice Shifterパネル画面上のShiftの所に表示されている「IN」の領域をクリックします。そして、数字をクリックして5を入力しEnterキーを押すと・・・

以下のように、レイヤーのINポイント(開始点)が5フレーム分右方向に移動します。

どれだけ移動するかの指定は、数値部分をマウスカーソルで左右にドラッグする事でも指定する事が出来ます。左にドラッグしてマイナス値を指定すれば、左方向に指定フレーム分移動します。

次は、アウト点を左に5フレーム移動する例を見てみましょう。

最初に操作したいレイヤーを選択状態にし、AEJuice Shifterパネル画面上のShiftの所に表示されている「OUT」の領域をクリックします。そして、数字をクリックして-5と入力してEnterキーを押すと・・・

以下のように、レイヤーのOUTポイント(終了点)が5フレーム分左方向に移動します。

ただし、どうもShift機能にはバグがあるような気がします。INを操作した時はレイヤー全体が移動されてしまうのに対して、OUTを操作した時はOUTポイントのみが移動します。一貫性がないのでバグの可能性高し。AEJuiceに報告してみます。

Align(整列)

Alignは、選択したレイヤーをレイヤーの開始や終了タイミングをインジゲーターの位置に合わせる機能です。

以下の状態の時に、インジゲーターの位置にレイヤーの開始点を揃えたい場合、揃えたいレイヤーを選択した状態で、AEJuice Shifterパネル画面上のAlignの所に表示されている「IN」の領域をクリックします。

すると、以下のようにインジゲーターの位置に選択したレイヤーの開始点が揃うように移動します。

次はOUTの動作を見てみましょう。

以下の状態の時に、インジゲーターの位置にレイヤーの終了点を揃えたい場合、揃えたいレイヤーを選択した状態で、AEJuice Shifterパネル画面上のAlignの所に表示されている「OUT」の領域をクリックします。

すると、以下の様にレイヤーのOUTポイントがインジゲーターの位置に揃うように移動します。

Stagger(ずらし)

Staggerは、5種類の形状で選択したレイヤーをずらして配置することが出来ます。

Stagger機能は以下の手順で実行します。

  1. 動かしたいレイヤーを選択
  2. AEJuice Shifterパネル画面上の「IN」を選択状態にする※この機能はOUTは使用しません
  3. ずらし形状を選択する
  4. ずらすフレーム数を指定する
  5. 「Stagger」ボタンをクリックする

3で選択するずらし形状ボタンに応じてレイヤーが以下の形状の配置になります。

左から1番目

5フレームずつずれて右肩下がりに配置

左から2番目

5フレームずつずれて右肩上がりに配置

左から4番目

5フレームずつずれて左側が凹む形状で配置されます。中央部分はずれがおきません。

左から5番目

5フレームずつずれて左側が凸る形状で配置されます。中央部分はずれがおきません。

真ん中

真ん中は特殊で配置はランダムになります。

ずらしフレーム数~ずらしフレーム数の2乗の範囲内でずれが起こるようです。

今回は5を指定しているので、ずれが5~5^2、つまり5~25の範囲でフレームのずれが起きています。

具体的な活用例

AEJuice Shifterは、以下のようなケースで活用できます。他にもいろいろ活用できると思うので是非、

AEJuice Shifterの活用例
テキストアニメーションの順次表示

「Shift」で表示時間を調節し「Stagger」でレイヤーを等間隔でずらせば、1文字ずつや1文ずつ順次表示されるアニメーションを簡単に作れる。

パーティクルアニメーションのタイミング調整

点滅するアニメーションを複数レイヤー用意し「Stagger」を使うことでランダムに点滅する感じを出せる。

スライドショーや高速映像切り替えアニメーションの作成

「Shift」で表示時間を調節しStaggerを活用して、画像や動画を連続して表示するように調整すれば、スライドショーを作成できる。レイヤーの間隔を短くすれば高速画像・映像切り替えアニメーション等も簡単に作れる。

タイムラインエリア外に出てしまったレイヤーの呼び戻し

Align機能を使えば、タイムラインエリアから外に出してしまったレイヤーをタイムラインエリア内に簡単に呼び戻せる。

まとめ: Shifterを使って作業効率を劇的に向上させよう!

AEJuice Shifterを使うことで、初心者の方からプロの方まで簡単にアニメーション作業を効率化することが出来ます。

シンプルな操作で素晴らしい結果が得られるので、ぜひ一度試してみてください!

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