Adobe After EffectsやPremiere Proは、映像制作において欠かせないツールですが、初心者にとっては操作が難しく感じることも多いです。
そんな中、AEJuiceが無料で提供している「Starter Pack」は、プロフェッショナルなエフェクトを簡単に適用できる無料プラグインとして注目されています。
本記事では、AEJuice Starter Packの特徴から具体的な使い方、初心者向けの活用アイデアまでを詳しく解説します。
AEJuice Starter Packとは?

AEJuice Starter Packは、Adobe After EffectsやPremiere Proユーザーならドラッグアンドドロップで様々なプリセットを簡単に利用できるため、非常に魅力的なプラグインです。
また、スタンドアロン版Pack Managerを利用することで、VEGAS ProやDaVinci Resolve、Final Cut Pro等その他多数の動画編集ソフトでもAEJuice Starter Packを利用することが出来ます。
豊富なプリセット
トランジション、タイトル、エフェクトなど、多種多様なプリセットが収録されていて、すぐに使えるのが大きな特徴です。

実際に含まれているプリセットは以下の通りです。2024年12月13日現在、合計127個のプリセットを利用できます。
- Analog Glitch:3
- アニメーション背景:2
- Animated Markers:3
- Big Impact:2
- Essential Survival Kit:8
- Film Noise:1
- 平らなアイコン:4
- キネティックタイポグラフィ:2
- Letterboxes:1
- Light Swipe Transitions:3
- Lightning Storm Clouds:1
- 液体要素:8
- 液体トランジション:4
- モンスタートランジション:4
- モーションカフェUI:50
- Neon Glitch Shapes:4
- NFT Constructor:2
- 形状要素:6
- 形状要素2:6
- スライド-ビンテージコレクション:4
- Split Screens:2
- タイトル:2
- Urban Transitions:2
- VHS:3
無料で利用可能
AEJuice Starter Packは完全無料で提供されていますが、品質は有料のプラグインと遜色ありません。
初心者でも簡単
使い方が直感的で、After Effectsの操作に慣れていない方でもスムーズに扱えます。
商用利用が可能
AEJuice Starter Packの素材は、商用利用が可能なのでどんなプロジェクトでもすぐに活用できます。

ダウンロードとインストール方法
AEJuice Starter Packを利用するには、Pack ManagerというツールをAEJuiceからダウンロードしてインストールする必要があります。
Pack Managerのインストール方法は以下の記事で詳しく解説しているのでそちらを参照してください。

以下、After Effectsを使用して操作の解説をしています。
AEJuice Starter Packをインストールしたら、Pack Managerを起動しましょう。
そして、Pack Manager上の無料一覧に表示されている「Starter Pack」をクリックします。

するとダウンロードが自動で始まりすぐに利用できるようになります。以下の画面が表示されたら「最初の要素をインポート」の所をダブルクリックしてみましょう。

以下のダイアログが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。

After Effectsの画面を確認してみると、プロジェクトパネル内に_AEJuiceと言うフォルダと_AEJuice Importというコンポジションが作成されていて、コンポジションパネルで内容を確認する事が出来ます。
Adobe Premiere Proの場合は、プロジェクトパネル内に_AEJuiceと言うフォルダとAEJuice Importというシーケンスが作成されます。

AEJuice Pack Managerの画面を見てみると、「Starter Pack」と言うパネルが開かれていて、そこからStarter Packに含まれている各要素にアクセスする事が出来ます。

AEJuice Pack Managerのホームアイコンをクリックして一覧を表示してみると「Starter Pack」の横にダウンロードアイコンが消えている事がわかります。ダウンロードアイコンがないものはすでにインストール済みという事になります。

こんな感じで、必要な無料製品をインストールしていきましょう。インストールされている製品を一覧からクリックすれば、すぐにその製品にアクセスできます。
AEJuice Starter Packの基本的な使い方
AEJuice Starter Packに含まれている各プリセットを利用するのは非常に簡単で、ドラッグアンドドロップするだけで使えます。
After Effectsの場合、AEJuice Pack Manager上の「Starter Pack」パネルに表示されている各プリセットの中から使いたいプリセットをコンポジションパネルにドラッグアンドドロップするだけです。

まだコンポジションがない状態であれば、新規にコンポジションが作成されて読み込まれますし、すでにコンポジションが開かれている場合は、そのコンポジション内のレイヤーとして読み込まれます。

一部のエフェクトでは、透過処理がされていない(アルファチャンネルがない)ものがあります。そのような場合、描画モードを調整する必要があります。
- 加算:黒背景を完全に無視し、明るい部分のみを合成。光やエネルギーエフェクトに最適。
- スクリーン:自然な明るさのエフェクトを作りたい場合。黒背景を除去。
- 乗算:白背景が透明化し黒部分が残る。暗く深みのある合成効果を作り出す。
初心者向け活用アイデア
AEJuice Starter Packを使えば、短時間で高品質な映像を作成できます。以下にいくつかの活用アイデアを紹介します。
- YouTube動画のトランジション
-
簡単なトランジションを使うだけで、動画の完成度が一気に向上します。
- SNSショートクリップ
-
InstagramやTikTok用の短い動画を作る際にも便利です。
- 結婚式やイベントの動画制作
-
温かみのあるエフェクトを使用することで、特別な瞬間を鮮やかに演出できます。
上級者向けのカスタマイズ方法
AEJuice Starter Packをさらに効果的に活用するには、以下の方法も試してみてください。
プリセットのカスタマイズ
配色やパラメーター値、テキスト変更、キーフレームを手動で編集する等して、独自性を高められます。
他のAEJuice製品と併用
「I Want It All Bundle」等の有料パックを組み合わせることで、表現の幅がさらに広がります。
大人気バンドル「I Wtant It All BUNDLE Lifetime」

FAQ:よくある質問
- 無料版と有料版の違いは?
-
無料版では基本的なエフェクトしか利用できませんが、有料製品を使うことでより多彩な表現が可能になります。
- 商用利用は可能ですか?
-
はい。AEJuice Starter Packに含まれている素材は商用プロジェクトでも問題なく使用できます。
- インストール後にエフェクトが表示されません。
-
ソフトウェアの再起動を試してみましょう。どうしても原因がわからない場合はAEJuice公式サイトのサポートチャットを利用しましょう。
まとめ
AEJuice Starter Packは、Adobe After Effects、Premiere Pro初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめのプラグインです。
プロのようなエフェクトを短時間で簡単に適用できるため、ぜひ一度試してみることをお勧めします。
Starter Packに収録されているプリセットだけでは飽き足らなくなった方は、有料パックの購入を検討してみましょう。
- AEJuice Starter Pack
- AEJuice Export GIF
- Sound Effects Free
- AEJuice Toolbar
- Starter Pack VFX
- 2.5D Devices Collection
- Quick Folders
- Copy Ease
- Slides – Beginner Collection
- Shifter
- NeonMind AI
- Voiceover AI
- Free Lens Textures
- Anti-Static ToolBox
- Free VFX Assets
- AEJuice Google Material Icons
- Expressions Pack


コメント